汗活(あせかつ)と手のひら冷却で
熱中症対策
年々深刻化する熱中症において、新たな対策法が注目されています。一つは汗不足を解消するための「汗活」、もう一つは「手のひら冷却」です。体の中と外からの二つの熱中症対策を紹介します。
「汗活」で暑さに対応できる体づくり
熱中症に気を付けたい暑い夏。エコンが効いている室内にいれば安心と思いがちですが、注意しないと汗をかく力が低下することをご存じですか?
汗には「熱を外に出す」という重要な役割があります。汗をかきにくい体が冷えた状態では、いざ暑い外に出たときに体内に熱がこもり、熱中症のリスクが上がってしまうのです。
汗をかくポイントは「水分」と「自律神経」。エアコンが効いた室内にいると、のどの渇きを感じにくく水分補給の頻度が減る恐れがあります。また冷えや室内外の温度差により自律神経が乱れることで、汗をかきにくくなってしまう可能性も。汗をかき、暑さに対応できる体づくりのためには、「汗活」が必要です。
一つ目の汗活は「水分を多く摂る」。一度にたくさんではなく、こまめに摂るのが重要です。エアコンの効いた室内で過ごす際も意識しましょう。
二つ目は「筋肉量の維持」。筋肉は水分の貯蔵庫で、体内の水分量に直結します。特に筋肉は下半身に多いため、スクワットなどが効果的です。適度な運動は、自律神経も整えます。
三つ目は「規則正しい生活」です。栄養バランスの取れた食事や十分な睡眠で自律神経を整え、自律神経を乱すような暴飲暴食・アルコール・喫煙は避けましょう。

「手のひら冷却」で全身がクールダウン
手のひらにはAVAという血管があり、体温が上がると多くの血液が流れ、熱を逃がす働きがあります。そこを冷やすことで「冷えた血液」が全身を巡り、クールダウンの効果が高まります。
冷やす際は15℃程度が◎。冷たすぎると血管が収縮するため注意しましょう。「15秒ほど流水で冷やす」「洗面器やバケツに水を張り、5分ほど手をつける」とちょうど良い温度で冷やせます。
暑い日は、これまで行ってきた熱中症対策に加えて、「汗活」と「手のひら冷却」も実践してみてください。

※この記事内容は、執筆時点2025年6月30日のものです。







