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ぎっくり腰は若者も要注意!
急な痛みの原因・正しい対処法と予防ストレッチ

ぎっくり腰は、「中高年に多い」という印象をお持ちではありませんか? しかし実は、リモートワークによる長時間座りっぱなしの生活や、スマートフォンの使用による姿勢の崩れなどから、20代や30代といった若い世代で発症することも珍しくありません。ぎっくり腰は、一度起こると日常生活に大きな支障をきたし、「また痛くなるかもしれない」という不安がつきまとうものです。この記事では専門医監修のもと、ぎっくり腰になる原因や腰への負担チェック、急に痛んだときの正しい対処法、今日からできる予防ストレッチを解説します。毎日の習慣を見直して、安心できる暮らしを守りましょう。

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なぜ急に痛みが走る?
ぎっくり腰のメカニズム

「ぎっくり腰」とは、普段は腰痛がない人が突然腰に激しい痛みを感じ、動けなくなる状態のこと。医学的には「急性腰痛症」と呼ばれます。もともと腰痛があり症状が長期間続く場合の「慢性腰痛」とは区別して考えましょう。
ぎっくり腰は、筋肉や筋膜、靱帯などの損傷や不調が原因で起こりますが、実はその背景には「日々の生活習慣による腰への負担」が隠れています。

■腰に負担をかける生活習慣が発症の要因に

ぎっくり腰の主な要因としては、「筋肉や筋膜の損傷」「靱帯の損傷」「椎間関節の不調」などが一因として考えられます。日常生活の中で、次のような生活習慣に心当たりはないでしょうか。

〇長時間座り続ける
〇猫背や反り腰など姿勢が悪い
〇体重の増加
〇ストレスや睡眠不足

このような生活を続けていると、腰に疲労がたまりやすくなります。腰の疲労を十分に回復させないまま蓄積すると、椎間板や腰の筋肉に負担がかかります。このため、くしゃみをする、靴下を履くなどの何気ない動作をきっかけに、突然強い痛みが出るのです。

また、精神的なストレスも油断できません。ストレスで睡眠不足が続くと体がしっかり休まらず、筋肉が緊張したままの状態になりがちです。その結果、筋肉がつったり肉離れを起こしたりして、ぎっくり腰につながることがあります。

現代特有のライフスタイルにより
若年層のぎっくり腰が増加

■スマホ利用による姿勢の崩れ

「ぎっくり腰は中高年のもの」と思われがちですが、実は20代や30代でも発症します。その大きな要因がスマートフォンです。スマホを見る際、頭は体より前方に倒れます。頭の重心が前方に移動すると、背中や腰の筋肉が体を支えようとして疲労が蓄積して、ぎっくり腰を誘発しやすくなります。

■ライフスタイルの変化による運動不足

さらに近年は、リモートワークやオンライン授業の普及で、日常的に体を動かす機会が減っています。座ったままの姿勢が長く続くと、腰を支える筋力が低下したり、体が硬くなったりして、いざ動いたときにぎっくり腰を引き起こすリスクが高まります。

あなたの腰は大丈夫?
ぎっくり腰危険度セルフチェック

自分では気づかないうちに、腰に負担が蓄積しているかもしれません。以下の項目で自分の「ぎっくり腰危険度」をチェックしてみましょう。

「ぎっくり腰危険度」チェックリスト

□ デスクワークなどで、1日の大半を座って過ごしている
□ 日常的に運動する習慣がほとんどない
□ 床のものを拾うとき、膝を曲げずに腰だけでかがむことが多い
□ 猫背や反り腰など、姿勢の崩れを指摘されることがある
□ 常に腰に重だるさや違和感がある
□ お腹が出てきており、反り腰気味である
□以前よりも体重が増加した
□ 朝起きたときに腰のこわばりやつらさを感じる

チェックが多いほど、腰への負担が蓄積されており、ぎっくり腰を引き起こすリスクが高い状態と考えられます。

突然、腰に痛みが走ったら。
長引かせない正しい対処法

万が一、ぎっくり腰になってしまった場合は、適切な対処が必要です。

1.最初の1~2日は無理せず安静にする

発症直後で激しい痛みがある場合は、無理に動かさず、自分が一番楽な姿勢で1〜2日ほど安静に過ごしましょう。痛みが強い時期は、患部に負担をかけないことが大切です。

2.痛みが落ち着いてきたら少しずつ動く

強い痛みが和らいで2〜3日経ったら、痛みのない範囲で少しずつ体を動かしていくのが、現在推奨されているベストな対処法です。長く安静にしすぎると、かえって体力が低下し回復が遅れてしまうため、少しでも動けるようになったら日常生活に少しずつ戻る準備を始めると安心です。
(※冷湿布・温湿布による治療効果には医学的な根拠が少ないため、心地よいと感じる範囲での使用にとどめましょう)

3.痛みが長引く場合は医療機関を受診する

一般的なぎっくり腰であれば、少しずつ動かしながら様子を見ることで自然に改善していくことがほとんどです。万が一、「2〜3週間経っても痛みが引かない」という場合は、ヘルニアなど別の疾患が隠れている可能性があるため、速やかに医療機関を受診しましょう。

ぎっくり腰を防ぐ!今日からできる予防習慣

ぎっくり腰を防ぐためには、日々のちょっとした心がけが大切です。今日から始められる
予防のポイントをご紹介します。

1.座りっぱなしを防ぎ、正しい姿勢を意識する

デスクワークなどで座る際は椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばして背中が丸まりすぎない姿勢を意識しましょう。長時間同じ姿勢にならないよう、1時間に1回は立ち上がって軽く伸びをするのがおすすめです。

2.「寝返り」しやすい寝具を選ぶ

睡眠中に腰の筋肉を休ませることも重要です。マットレスは、お尻が沈み込みすぎる柔らかいものは避けましょう。適度な反発性があり、寝返りしやすいものがおすすめです。枕は、寝返りがしやすい高さで十分な横幅があり、頭が落ちにくいものを選びましょう。

3.適度な運動で体の柔軟性を高める

腰を支える筋肉の柔軟性を高めるために、ウォーキングやストレッチなどの運動を習慣化しましょう。

ぎっくり腰を予防する30秒ストレッチ

〇Cat&Dog(キャット&ドッグ)
「Cat&Dog」は、主に背中やお腹、腰周りなどの筋肉を伸ばす体操です。背骨や骨盤周りの筋肉をほぐし、ぎっくり腰の予防につなげます。

①四つん這い位になり、手は肩幅より少し開きます。
②手で床を押すように、おへそを覗き込むように背中を丸くしていきます。
③肩甲骨を内側に寄せながら、背中を反らしていきましょう。肘が曲がらないようにすること、骨盤を前傾させることがポイントです。

〇ハムストリングスのストレッチ
ハムストリングス(太ももの裏)が硬いと骨盤の動きが制限されて、腰へ負担がかかります。骨盤を動かしやすくするためには、ハムストリングスの柔軟性を高めることが重要です。

①仰向けに寝て、片方の足の裏にタオルを引っかけます。
②膝を伸ばしながら手でタオルを引っ張り、脚を上げます。
③もも裏の筋肉(ハムストリングス)が伸びているところで15秒から30秒キープしましょう。

まとめ
ぎっくり腰は中高年に多い印象がありますが、実際は20代や高齢者でも発症します。日々の睡眠不足やストレス、スマホによる姿勢の崩れなど、何気ない生活習慣の積み重ねが引き金になります。「まだ若いから」「いつもは痛くないから」と油断せず、十分な睡眠をとり、ストレスを溜めないメンタル管理が腰痛予防につながります。腰に違和感があれば放置せず、慢性化する前に対処しましょう。

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