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子どもが辞書を好きになる?
リビング学習のススメ

シリーズ「なるほど!子育てメモ」5回目のテーマは「学びと遊び」です。子どもは、遊びの中からもたくさんの学びを得ています。親は少しの工夫で子どもの学びとの出会いをさらに促すことができます。今回はその工夫についてご紹介します。

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親子が最も長く過ごす
大切な空間がリビング

 お子さんに図鑑や辞書、地図を与えるのはどんな時でしょう?知的好奇心を育ててあげたい、あわよくば勉強のできる子に育って欲しいなどと考えた時ではないでしょうか。
 ところがせっかく揃えても、子ども部屋の本棚に並べてそのまま、というご家庭が多いようです。子どもが図鑑や辞書を開くきっかけ、地図を見てみようと思うきっかけが、子ども部屋にはあまりないのですね。
 ではどこなら、そのきっかけがあるのか。それは、親子が最も過ごす空間、つまりリビングです。ここに辞書、図鑑、地図を置くことで、子どもが学びに出会う身近なツールに変化させられるのです。リビングで勉強?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、親子が長く過ごすリビングは、親の関わりによって子どもの学びが育つ知的空間に変えていける大切な空間なのです。

「楽しい」が大事
無理強いすると逆効果

 とは言っても「図鑑を読みなさい」「辞書を引きなさい」と無理強いは禁物です。そんな関わり方は、子どもにとっては何も面白くありません。辞書=無理に読まないといけないものというイメージが植え付けられてしまい、むしろ「調べる」習慣が身につかないでしょう。
 本来、辞書、図鑑、地図で調べることは楽しいことです。楽しさを体感した子は自分から使いたくなるものです。では、親はどう関わればよいのでしょうか。

幼い子どもには、
辞書は読み聞かせのツール

 幼少期は言葉にこれから触れていく時期です。そんな段階で、「分からない言葉があったら辞書で調べようね」と子どもに求めるのは、さすがにハードルが高すぎます。普段の会話で「〇〇ってなあに?」と子どもが聞いてきたら辞書チャンス!じゃあ辞書で調べてみようねと、子どもと一緒に辞書を引き、その意味を絵本の読み聞かせのように伝えてあげましょう。
 辞書は子ども向けのものが市販されているので、絵などが可愛い、子どもの好みに合ったものを選ぶとよいでしょう。但し、収録言語が少ないので、大人用の辞書も用意して置き、目当ての言葉が載っていなければ大人用の辞書を引いて教えてあげるようにします。

図鑑は最強のビジュアルツール
地図で見えない世界が広がる

 公園で遊んでいたら、気になる蝶々を子どもが発見。こんなときは家に帰ったあとに「あの蝶々、見つかるかな?」と図鑑を広げて、どの蝶々だったか一緒に調べてみたいですね。子どもが体験したことと図鑑を結びつけてあげるのです。図鑑を開けば、グループごとにたくさんの蝶々が載っています。自分が見た蝶々と、よく似ているけれど別の蝶々とを見比べて、その違いはなんだろうと気にすることもあるでしょう。

 そして最後は地図です。「夏休みの山登り楽しかったね。あの山、どこにあるんだろう」と地図を広げて印をつけてみましょう。そうすることでただの地名、ただの山の名前だったものが、家から近い、遠い、大きい、小さいなど地図上でさまざまな発見をすることができます。「そうか、こんな遠いところに行ったんだね」、こうした発見が興味関心を広げ、「じゃあこの山より大きい山はどこにあるのだろう」など、探求心が芽生えていくのです。

辞書、図鑑、地図は
組み合わせて使うと楽しい

 そしてこれら図鑑、辞書、地図を組み合わせることで、さらに発見する楽しみが無限に広がっていきます。
 たとえば、お散歩のときに見つけた黄色いお花。家に帰って、まず図鑑で調べるとその花の名前は外来語でした。次に辞書で見ると、フランス語。「え、フランスってどこにあるの?」と感じたら、今度は一緒に地図で探してみましょう。
 すると「そうか、こんな遠くの国なんだ。」と、普段のお散歩をきっかけに、どこまでも調べる楽しさが広がっていくのです。子どもにとっては遊びですが、もちろん立派な学習でもあります。

 勉強とは、探求する力。ぜひ辞書、図鑑、地図を使って、お子さんと遊ぶように知の冒険に繰り出してみましょう。

<子どもが育つ遊びメモ>

「漢字連想遊び」

対象:小学校低学年


 用意するのは紙とペンだけ。紙の中央に部首、例えば「くさかんむり」だけを書きます。そして親子で交互に、くさかんむりの付く漢字を挙げてきます。このとき、子どもは漢字辞典を引き放題。親は記憶力だけなど、ハンデがあっても良いでしょう。子どもは勝ちたい気持ちで、知らない漢字も引くようになり、辞書を引く習慣が身に付きます。

※この記事内容は、執筆時点2021年3月9日のものです。

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