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季節の節約シリーズ第3回
「4大家電」を見直し!夏の節電対策

季節ごとに無理なく続けられる“節約のコツ”をご紹介する「季節の節約シリーズ」。第3回は、家計の悩みの種になりやすい夏の「節電対策」がテーマです。夏場は、家の中でも特に電力消費の大きい「エアコン」「冷蔵庫」「照明」「テレビ」の使い方を少し見直すだけで、快適さを保ちながら、電気代を抑えることができます

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夏の電気代を押し上げる「4大家電」とは?

夏は、家庭の電気代がぐっと上がりやすい季節です。中でも、電力消費が大きいのが、「4大家電」と呼ばれる「エアコン」「冷蔵庫」「照明」「テレビ」。冷房を使う時間が長くなったり、冷たい飲み物を冷蔵庫から取り出す回数が増えたりと、知らないうちに家電への負担が大きくなってしまうのです。
とはいえ、「暑さを我慢する」ことは本質ではありません。大切なのは、家電を“無理なく上手に使う”こと。毎日のちょっとした工夫を積み重ねるだけで、快適さを保ちながら、電気代をやさしく抑えることにつながります。

今日からできる、主要家電別・夏の節電ポイント

毎日何気なく使っている家電も、使い方を少し見直すだけで電気代に差が出ることがあります。ここでは、電力消費の大きい家電(エアコン・冷蔵庫・照明・テレビ)の、夏に取り入れたい節電のコツを具体的にご紹介します。

エアコンの節電術
設定温度を下げる前に「風量」と「日差し」を調整

夏のエアコン節電でまず意識したいのは、「部屋に熱を入れないこと」です。
エアコンの節電というと、設定温度や使用時間に目が向きがちですが、そもそもの室温上昇を抑えられれば、エアコンの負担そのものを減らすことができ、結果として節電にもつながります。

陽射しが強い時間帯は、カーテンを閉めるだけでなく、すだれや外付けの日よけなど、窓の外側で陽射しを遮ることで、室温の上昇を抑えやすくなります。
さらに、窓ガラスに遮熱シートを貼るのも効果的。窓から入る熱を軽減できるため、エアコン効率の改善にもつながります。
また、見落としがちなのが室外機まわりです。室外機の周囲に物を置いて風通しが悪くなったり、直射日光が当たり続けたりすると、冷却効率が落ち、余計な電気代につながることがあります。室外機まわりはできるだけ物を置かずスッキリと保ち、必要に応じて日よけを設置するなど、風通しと日差し対策を意識するとよいでしょう。

さらに、エアコンの使い方にも工夫のポイントがあります。暑いと感じると、つい設定温度を下げたくなりますが、その前に試したいのが「風量」の調整です。
風量を強くしても電気代への影響は比較的小さい一方で、風がしっかり当たることで体感温度は下がりやすくなります。反対に、設定温度を1℃下げると消費電力への影響は大きくなりやすいため、まずは風量で調整するのがおすすめ。普段は「自動運転」に設定し、暑さを感じたときだけ風量を強める使い方が効率的です。

また、環境省が推奨する「室温28℃」を一つの目安にするのもおすすめです。これは「エアコンの設定温度を28℃にする」という意味ではなく、「実際の室温を28℃未満に保つ」という考え方です。同じ設定温度でも、部屋の広さや日当たり、家電の性能によって実際の室温は変わるからです。室内に温度計を置き、実際の室温を確認しながら調整するのがおすすめです。

冷蔵庫の節電術
冷蔵室は「7割」、冷凍室は「ぎっしり」が節電のコツ

夏は冷たい飲み物や食材が増え、冷蔵庫を開け閉めする回数も多くなりがちです。実は、冷蔵庫は使い方次第で電気代に差が出やすい家電の一つです。

「冷蔵室」で大切なのは、冷気の吹き出し口をふさがないこと。奥まで食品をぎっしり詰め込むと、冷気がうまく循環できず、庫内を冷やすために余計な電力がかかってしまいます。冷蔵室の収納量は“7割程度”を目安に、奥の壁が見えるくらいのゆとりを持たせるのがおすすめです。適度なすき間をつくることで冷気が全体にいきわたります。また、庫内に何があるか確認しやすいため、食品ロスにも役立ちます。

一方、「冷凍室」は、中身が多いほど食品同士が保冷剤の役割をしてくれるため、隙間なくしっかり詰めることで冷気が逃げにくくなります。

このように、冷蔵室と冷凍室で節電のコツは異なります。「冷蔵室は7割のゆとり、冷凍室はぎっしり」と覚えておくといいでしょう。
また、見落としやすいのが冷蔵庫まわりのスペースです。冷蔵庫の側面や上部は熱を逃がすための放熱スペースになっていることが多く、壁にぴったりつけたり、上に物を置いたりすると、放熱効率が低下してしまいます。特にファミリーサイズの冷蔵庫は上部から放熱する機種も多いため、十分なスペースを保つことが必要なモデルも多いです。今一度取扱説明書を確認し、適切なスペースを確保しましょう。

照明の節電術
「LED化」は節電だけでなく暑さ対策にもなる

照明の節電で、まず見直したいのがLEDへの切り替えです。LEDは、蛍光灯などに比べて消費電力が少ないだけでなく、発熱も少ないのが特徴。夏場は照明の熱だけでも部屋が暑く感じることがあるため、LED化は節電と暑さ対策の両方につながります。
また、使わない照明をこまめに消すことも、基本的な節電習慣の一つです。
特に、玄関やトイレ、廊下など「つい消し忘れてしまう場所」には、人感センサー付きLEDを取り入れるのもおすすめ。必要なときだけ自動で点灯・消灯してくれるため、無理なく節電につなげやすくなります。

テレビの節電術
「明るさセンサー」活用で無駄な電力をカット

テレビは、画面の明るさ設定を見直すことで、無理なく節電につなげることができます。
最近のテレビには、部屋の明るさに合わせて画面の輝度を自動調整する「明るさセンサー」が搭載されている機種も多くあります。この機能をオンにしておけば、必要以上に画面が明るくなりすぎず、自然と無駄な電力消費を抑えることができます。特に夜間など、部屋が暗い時間帯は、画面を少し落ち着いた明るさにすることで、目への負担軽減にもつながります。

4大家電 節電のポイントと節約効果

エアコン
部屋に熱を入れない。設定は「風量」から

すだれや遮熱シートで窓からの熱を防ぐと、エアコンの負担を減らしやすくなります。また、設定は、温度ではなく風量を調整する方が電気代への影響が比較的小さくなります。

<期待できる効果>
設定温度を1℃上げた場合
年間約940円の節約
※外気温度31℃の時、2.2kWのエアコンの冷房設定温度を27℃から28℃に上げた場合

冷蔵庫
冷蔵室は7割のゆとり、冷凍室はぎっしり

冷蔵室は食品を詰め込み過ぎると冷気が循環しにくくなり、余計な電力がかかります。一方、冷凍室は食品同士が保冷剤代わりになるため、しっかり入れたほうが効率的です。

<期待できる効果>
詰め込み過ぎを改善した場合
約1,360円の節約
※詰め込んだ場合と、半分にした場合の比較

照明
LED電球への切り替えで、消費電力と発熱を削減

LED電球は、蛍光灯や白熱電球に比べて消費電力が少ないのが特徴です。発熱も少ないため、夏場の室温上昇を抑えやすく、節電と暑さ対策を同時に行えます。

■蛍光灯
(電球形蛍光ランプ)からLEDランプに交換する

<期待できる効果>
年間約279円の節約
※12Wの蛍光ランプから7.5Wの電球形LEDランプに交換(年間2,000時間使用)

■テレビ
見ていない時は消す。画面の明るさを調整する

テレビは、視聴時間を減らすだけでも節電につながります。また、「明るさセンサー」等の機能を活用し、画面の輝度を自動調整すると、必要以上の電力消費を抑えやすくなります。

<期待できる効果>
画面の明るさを下げた場合
年間約581円の節約
※テレビ(50V型)の画面の輝度を1割下げた場合

参考:経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「家庭でできる省エネ」

無理なく続く!
家族での節電を“習慣化”するコツ

夏は、冷蔵庫から冷たい飲み物を取り出す機会が増え、開閉回数も多くなりがちです。そこで取り入れたいのが、保冷ポットやステンレスボトルの活用。
冷たい麦茶や水を保冷ポットやステンレスボトルに入れて、あらかじめ卓上に用意しておけば、そのたびに冷蔵庫を開け閉めする必要がなくなります。特に、小さなお子さんがいる家庭では、「飲みたい!」のたびに冷蔵庫を開ける回数が減るため、手軽に続けやすい節電習慣になります。

また、家族みんなで「使わない部屋の電気は消す」「エアコンをつけたまま窓を開けない」など、小さなルールを共有することも大切です。誰か一人が頑張るのではなく、家族全員で無理なく節電に取り組める環境にすると、自然と続けやすくなります。

「使わない家電はコンセントからプラグを抜く」
は今も必要?


節電のために「使わない家電はコンセントからプラグを抜く」ことを習慣にしている人は多いかもしれません。確かに以前の家電は待機電力が大きく、こまめにプラグを抜くことが節電につながる時代もありました。しかし実は、最近の家電は待機電力がかなり少なくなっており、以前ほど大きな節電効果につながらないと言われています。特にテレビなどは、無理に主電源を切ったりプラグを抜いたりすると、情報の取得や起動に時間がかかることもあります。
もちろん、安全面から長期間使わない家電のプラグを抜くこと自体は問題ありませんが、日常生活の中では「そこまで神経質にならなくても大丈夫」というのが、今の家電事情です。

10年モノは要注意?
古い家電の“買い替え” が節電になることも

毎日の使い方を見直すことも大切ですが、家電そのものの省エネ性能を見直すことも、電気代対策につながります。
特に、「エアコン」「冷蔵庫」「照明」「テレビ」「温水洗浄便座」などは、省エネ性能の進化が大きい家電。10年以上前の機種を使っている場合、新しいモデルへ買い替えることで、年間の電気代が大きく変わるケースもあります。
「まだ使えるから」とそのまま使い続けている家電も、実は電気代がかさみ続けていることも少なくありません。故障してから慌てて買い替えるのではなく、電気代や使用年数を一度見直してみるのもおすすめです。
環境省の「しんきゅうさん」というサイト(https://ondankataisaku.env.go.jp/shinkyusan/)では、古い家電と新しい家電の電気代比較をシミュレーションすることもできます。「買い替えたほうがお得なのかな?」と気になる方は、一度チェックしてみるといいでしょう。

まとめ
エアコンや冷蔵庫など、毎日使う家電だからこそ、少し使い方を見直すだけでも、電気代に差が生まれます。毎日の暮らしを少し見直して、無理なく続けられる工夫を少しずつ取り入れていくことが、快適な夏と節電の両立につながります。暑い夏を快適に乗り切るために、今日から家族みんなで節電習慣を始めてみてはいかがでしょうか。

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